LOCATIONロケーション

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とっておきの場所 信州 御牧原(みまきはら)

とっておきの場所 信州 御牧原

信州「御牧原(みまきはら)」は、首都圏から2時間ほどの近さにありながら、まだ人々にほとんど知られていない「とっておきの場所」です。
上信越自動車道の下り線、佐久平ICから東部湯の丸IC間で左を見ると、千曲川の南側におだやかな起伏を持つ台地が連なっています。このうちの東京寄りが「御牧原」台地です。
標高は、700~800ⅿほど、佐久市、小諸市、東御市と3つの市にまたがっていて、北陸新幹線のトンネルが台地を貫いています。南は北八ヶ岳蓼科山へと繋がっています。

とっておきの場所 信州 御牧原

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山岳大パノラマと圧倒的に広い空の 御牧原

山岳大パノラマと圧倒的に広い空の 御牧原

台地の周囲に遮るものがないため、南は八ヶ岳、蓼科山から美ヶ原、西は白い屏風のように北アルプスの槍穂高から白馬三山、北は間近に浅間連山、東は西上州や奥秩父、富士山まで…ぐるり360度の山岳大パノラマです。
その中には、日本百名山が16座、日本の標高ランキング10位までの山が7座も含まれており、夏を除けばほとんど毎日のようにそれらを眺めることができます。
そして、あとは圧倒的な広さの空、空、空。360°×180°の限りなく青い空です。日の出から日の入りまでが長いこと!朝焼けや夕焼けの美しさも格別です。

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北海道のような 御牧原

北海道のような 御牧原

「御牧(みまき)」という地名は、平安時代に朝廷の古代御牧(御料牧場)であったことが由来です。
台地で水が少ないため、農地として開拓が始まったのは明治時代ですが、本格的に人が移り住んだのは、昭和になってからです。そのため、人口が少なく、見渡す限りの田畑の中にポツンポツンと家々が点在する風景は、なだらかな起伏と相まって、まるで北海道のようです。
昔から作られてきたため池は、今では200を越え、風景にアクセントを与えています。

北海道のような 御牧原

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気候がいい(暮らしやすい)御牧原

気候がいい(暮らしやすい)御牧原

周囲を高い山に囲まれたこの一帯は、晴天率の高さや、日照時間の長さも自慢です。さらに、標高のおかげで夏でも涼しく、爽やかな風が吹き抜け、クーラー要らずです。洗濯物が室内でもすぐに乾いてしまいます。
冬の雪を心配されるかもしれませんが、晴天率が高いため、降雪が少なく、除雪や雪下ろしはほとんど不要です。(当然それなりの寒さはあり、道が凍ることもありますが、ここ数年は温暖化の影響で心配するほどのことはありません。)

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災害が少ない(暮らしやすい)御牧原

災害が少ない(暮らしやすい)御牧原

特筆すべきは自然災害の少なさ。
活断層がなく岩盤が固いため、地震を感じることがほとんどありません。周囲の高い山のおかげで台風はここを避けて通ります。水害の心配もありません(あるとすれば、孤立することと停電、浅間山の噴火くらいでしょうか?)

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ほどよく田舎(暮らしやすい)御牧原

ほどよく田舎(暮らしやすい)御牧原

台地の上には、コンビニも食堂もありません。でも、大きなショッピングモールや映画館のある佐久平までは20分、上田までは30分と、ちょうどよい距離です。大きな病院やスーパー、役所なども15分あれば行けます。首都圏へも、佐久平から新幹線で1時間20分、車で2時間半…自然の豊かな田舎でありながらこの便利さは「ほどよく田舎」という東御市のキャッチフレーズそのものです。

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移住者に人気(暮らしやすい)の御牧原

移住者に人気(暮らしやすい)の御牧原

住民のほとんどは、台地の下から上がってきて、自ら土地を開拓し移り住んだ「移住者」です。そのせいか、村意識があまり強くなく、個々の生活に干渉しない傾向があります。ですから、よそから来た者に対してもおおらかで、困っていれば助けてくれるけれど、あまり干渉はしないので、移住者にとって住みやすい環境であり、実際に移住者が多く住んでいます。

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野菜やコメが美味しい 御牧原

野菜やコメが美味しい 御牧原

特産の白土(はくど)馬鈴薯をはじめ、ブロッコリー、スイートコーン、麦、薬用人参などの畑と田んぼが見渡す限り広がる御牧原。強粘土の土壌と、昼夜の寒暖の差、降水量の少なさ…この環境が御牧原ならではの濃密な味わいを生み出します。

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農業やるなら 御牧原

農業やるなら 御牧原

この地で農業をやりたい人にとっては、台地上にある農業大学校で研修を受けることもできますし、地元の「御牧ふるさと農園」や「中村農園」など、アドバイスやサポートを積極的に行ってくれる農家さんもいます。ご多分に漏れず、遊休農地はたくさんあり、やや手ごわい強粘土が、耕作してくれる人を待っています。

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「何もない」が魅力 の御牧原

「何もない」が魅力 の御牧原

御牧原台地には、いわゆる観光名所のようなスポットがほとんどありません。しかし、ここを訪れた方は、この風景の中にいるだけ、歩くだけでも満足と口を揃えておっしいます。広大な空と山々、そして田園風景は、それだけでもビュースポットであり、自然と心が癒され、元気が湧いてくるパワースポットでもあります。角を曲がるたびに新しい風景に出会える散歩コースがいくつもあり、「何もない」がとっても魅力の御牧原です。

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でも、結構いろいろある 御牧原

でも、結構いろいろある 御牧原

「何もない」と言っても、御牧原台地には、3カ所の立ち寄り温泉(あぐりの湯、布引温泉こもろ、みどりの村)や、台地の周辺を合わせれば十数カ所の温泉があります。それぞれに趣の違う泉質で、温泉巡りも楽しい御牧原です。
また「パンと日用品の店 わざわざ」をはじめ、ちょっと個性的でしゃれた店や美味しい店、数は少ないですが宿泊施設もあります。
その他にも「布引観音」は騙されたと思って一度は訪ねてほしいマル秘スポットです。
台地の中央を走る広域農道「千曲ビューライン」は、おだやかな起伏とカーブが続く、ロング&ワインディングロードです。自転車やバイクのツーリングルートとして人気があります。広大な景色と爽やかな風をうけながらのツーリングは、爽快そのものでしょう。

花と古道具の店 Atlier Leo