INTERVIEW移住者インタビュー

いろんな意味で ちょうどよかった

伊藤 さん

30代

私・妻・娘(5歳)息子(3歳)

暮らし向き(住居やお仕事、日常の様子など)

・借家、平屋庭付き一戸建て
・公務員、農家でパート
・週末は小旅行を楽しんでます

いろんな意味で ちょうどよかった

御牧原に移住したきっかけはなんですか?
 実は是が非でもここにと移ってきたわけではないのです。
 ご縁があって住んでみれば山に囲まれているのに開放感のある土地であるというのが、思いのほか気持ちが良かったというのが最初の印象です。高原ならではの澄んだ空気が味わえつつも街中まで出やすい。色んな意味でちょうどよかったというのもポイントが高かったです。定住すると決めていたわけではなかったのですが、なんだかんだで長く在るのはそこの人、土地が自分たちにとってそれだけ居心地が良いからだと思います。
長野県、御牧原のお気に入りポイントを教えてください。
 まず一番に景色!素晴らしいですね。浅間山に日本アルプス、冬の雪を纏った山峰は思わず手を合わせたくなるほどです。あとは、御牧原は地域で保育園ー小学校ー中学校が一つずつしかないのですが、生徒数が少ない分一人一人に目を配り、それぞれ連携をとってくださっている印象を受けます。子供達は今保育園ですが、自然の中でのびのび過ごしています。
 あと俗っぽいところでは新幹線駅である佐久平に出やすいというところでしょうか。移住者あるあるかもしれませんが、車で30分て住んでいるうちに何となく「ちょっとそこまで」感覚になってしまいます。なので、「ちょっとそこまで」の距離に新幹線駅があるので都心は思いのほか身近に感じています。
 あとはこれは御牧原のとはならないかもしれませんが、一つ言わせてください。私達は子供が小さく色々なものを見せてあげたいというのと、夫婦共に色んなところに出かけるのが好きです。田舎への移住はそこの環境を楽しむというイメージを持たれる方が多いかもしれません。それももちろん楽しいです。庭で他者を気にすることもなく夏はBBQや花火、すぐ足を伸ばせば広々とした公園に温泉というように。でもそこだけにとどまれない土地の魅力がここにあります!車で30分しないうち牧場にワカサギ釣りが出来る湖、スキー場、歴史的建造物、etc、etc…アクティビティには事欠きません。それに加え、ここは東西南北移動しやすい!北上すれば長野善光寺に戸隠、高速に乗ってしまえば新潟の海、清里に寄り道して山梨へ、松本をすり抜け木曽街道を名古屋へと、上高地をうっかり越えてしまえばすぐに岐阜!最高です。正直、以前よりもずっとアクティブに生きてると思います。
移住してきて、逆に大変だなと思ったことはなんですか?
 一番は寒さですね。雪はあまり降りませんがその分寒い!本当に寒い!!底冷えです。冬の暖房設備は本気で考えた方がいいです。
 あと、子どもの育てやすさと言われると少し不安はあります。この辺は移住者が多いといえど土着の方が多数だからかもしれませんが、「誰かしらは家にいる環境が当たり前」という前提に色々と成り立っているような気がします。例えば病児、病後児保育は本当に使いづらいです。じじばばのサポートがない人は、共働きの夫婦の場合工夫しないと子どもの怪我、病気の時の対応が辛いです。
 
これから移住を検討される方にアドバイスをお願いします!
 移住に何を求めるかにもよりますが、御牧原は田舎暮らしをしたい、けど不便すぎるのはちょっと、それにたまには都会に出たい、色んなところへ行って刺激を受けたいという欲張りさんにはおすすめの場所です。だって私たち家族がそうですから。あとは本格的な田舎暮らしをしたい時の転向もしやすいのかな。なんだかんだ田舎要素は満載です。この前は麓のコンビニに行こうとして鹿と遭遇しました。家の屋根裏にはどうやら狸が住んでいます。色んな生活スタイルに柔軟に対応できる土地、それが御牧原だと思います。
 あと大事なのは情報!これにつきます。特に土着の人とのつながりは大事!田舎の情報はネットよりも与太話に潜んでいると言っても過言ではありません。都会よりも人との付き合い方を密にするのが、田舎での快適な暮らしに繋がります。あと、単純に色々なことを知れて楽しい。知らない食材、料理の仕方から、文化、価値観、勉強になります。
 色々と好き勝手言ってきましたが、ここの魅力の最たるところは人だと思います。ここの人達はみんな移住者に対しとても親身になってくれます。これは移住者の田舎暮らしにおいて最も重要かつ貴重な要素だと思います。定住する気があるならなおさらです。まずはそこにどんな人が住んでいるか、その人たちとウマが合うか、ずっと付き合っていけるか、そこをクリア出来ることが移住成功のカギだと思いますし、そこのハードルが低い優しい土地がここ御牧原だと思っています。